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<表 題・テーマ>
実験探求の構造とデジタル読本の作り方

(副題:探求学習の構造とその式次第)

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本稿の構成:目 次
(下線付き文字列をクリックで移動します)

0. 要旨/要約・・(この目次の次です)
1. はじめに:本稿の背景/経緯
 (実験探求の式次第
2. 実験探求の構造と記録様式
 a. 大構造レベル、b. 記述様式の比較
 c. 余談(結果考察その効果、教科書とは)
3. 本稿の目的
4. 本稿Webサイトの構造について
 1)a. 操作トレーニング、b. その意義
   (操作1操作2操作3
 2)自然科学系の表現方法:総論と各論
 3)デジタル編集の指針:要約
 4)総論/各論による表現法の事例
5. まとめ:デジタル読本制作のすすめ
6. 「探求構造とレポートの終わりに
 (母語日本語に基づく探求の特徴/展望)

(本稿ENDシート末尾

<本稿の概要:要約>
本稿「実験探求の構造とデジタル読本の作り方:探求学習の構造とその式次第」では、1)日常的な探求活動に視点を求め、2)書式様式の構造レベル「学術書/博士論文・科学論文・レポート」の比較に基づき、実験研究探求活動に関わる記録様式のポイントを解説します。その経緯から、3)通常のレポート様式の重要性を再確認し、その記録記述の扱い方について提言します。その上で、4)本Webサイトの構造とその操作を確認しながら、今日的な課題として、5)通常のスライド作成ツールに基づく「デジタル読本」の必要性とその制作に関わる概要を説明します。

以上に基づき、実践学習の場や探求活動が知識レベルとは無関係に自主性に基づく発展的な展開へ向かうことを期待します(その式次第として論述します)。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・
実験探求/探求学習とは「命題・原理・実証」を念頭とした構想(構造)を頼りとし、日常的な「判断・決断・実行」であり、その経緯は「FDA:事実/Fact ・ 議論/Discussion ・ 主張 /Assertion」の区分による「自由記述/繰り返し記録/実験ノート記述:実験日記」として集約され、段階的にその体裁が構築されることです。

なお、FDAは、いわゆる「結果・考察・結論」と類似し、短絡的に言えば「結果と効果」を意識しますが、効果は「結果考察」次第。しかし、実験探求の結果に良し悪しはなく、つまり、効果とは「FDAの方向性と客観性」の取り扱い次第です(あるいは、日常的なFDAに対する熱意?:FDAについては後述/ココをタップで参照)。

すなわち、そのため、記録記述を効果的に表現するトレーニングが必要であり、その観点からレポート様式の重要性が再確認されるような気がしています。なお「判断/決断/実行」には「少しの勇気」と「話し合い」も必要です!

つまり「描き・見て・考え・話し合う」ことがポイントかも。

<最初の補足>
  • 本章/本稿はこのシート/レイアウト「テキスト形式」を基本として参照してください。
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<1. はじめに:本稿の背景と経緯>

その昔、実験と言えば、1. 事前計画(実験ノート)、2. 実験前準備(物品確認)、3. 直前確認(実験セット)、4. 実技実験(実技シート/プロトコール シート)、5. 事後処理と記録/まとめ(後片付け・結果の図表化・考察)の5項目/工程だよって伝えてました。しかし、今では「何事もモバイルPCで確認・コピペその手順で対応・SNSで迅速簡便効率化」といった状況かもしれません。手書きの実験ノート記録を拠り所とした昔とは隔絶に便利な時代です。

では、今時の探求活動は昔とは違うのかと言えば、その本質は同じなはずです。(但し確かに各種のPCアプリ導入とその利用法の習得は必要。)

つまり、実験研究や探求活動とは「論文やレポートの形式/様式に従い、より深い考察/成果/効果に繋がるような実践記録を積み重ねること!・プロセス重視:判断/決断/実行だよ」ということかなと思っています。

しかし「実践記録を積み重ねるが実験研究」では少し違和感を感じるかもしれないので補足すれば/言い換えれば、「記憶に頼らず記録で進める」ということです。いかがでしょうか。なお「プロセス」とは段階的な取組み「工程」という意味です。あるいは「プロトコール:間違いが生じない適切な手順」という用語も有効です。

それで上記5項目を「実験探求の式次第」として改めてプロセス/プロトコールの観点から示します(下記の枠内を参照)。

そのポイントは、手書き/デジタル方式を問わず、その内容は実験ノート/実験ノートブックの扱いであり、その構成はレポートや論文の形式/様式に従い、その必要事項の記述/記入やプロトコール作成は事前対応が基本、ということです。可能なら実験結果なども行列(カラム/レーン)や構造(要素の配置とその繋がり)の観点から事前に「予想結果:図表」とし、実験計画を俯瞰/考察するは効果的な探求活動の一部であると思っています。
 それで、その概要を下枠に箇条書きとします。抽象的な場合はご自身の実験探求や研究活動の状況をイメージしながら比較してみてください。

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<実験探求の式次第:その事例>
  1. 事前計画:手書き/デジタル方式を問わず、実験ノートに「目的/材料/方法」などの項目区分を立て、実験探求に関わる計画事項/内容をできるだけ詳細に記述する。
  2. 実験前準備:実験ノートに記述した「材料/方法」に従い物品を確認/準備する。必要に応じて溶液調製や機器システムの調整を事前に図る。実験セットとしてシステム化を図る。
  3. 直前確認:実技実験の直前には材料/方法に応じ「実技実験セット」を確認・配置し、手技手法が滞ることなく進行する状況を確認する(スタンバイ状態)。
  4. 実技実験:事前計画で準備した実験方法(実技シート/プロトコール シート)に従い実技実験を進める。適時メモ書き記録も加える。
  5. 事後処理と記録:後片付けは大切。その後、実験ノートに実験状況やメモ書きに応じて加筆修正などを加える。実験結果は図表化、その考察はFDA(下記補足を参照)により整理し、次回に繋がる客観的な探求方策を「箇条書き」としてまとめる。
    ・・以上の反復的な探求作業に基づき・・
  6. レポート作成:簡易論文様式(目的・方法・結果・まとめ)に準じて実験レポート(手書き報告書やデジタル化文書)の作成を図る。
  7. 最終課題:一連の実験レポートの積み重ねから探求活動のストーリー化を図り、その上で「口頭発表の資料制作」や「デジタル論文」に仕上げる。

補足1.「FDA」とは個人的な「思考の整理」方法。一つの事実/Factについて、客観的な考察・議論/Discussionを加え、自己主張/Assertion(根拠が確かな表明)を与える3段論法。メモ書き程度で繰り返して行い、「判断・決断・実行」のプロセスの効率化と考察過程に潤いを与える簡単明瞭な日常作業(準備体操)です。なお「判断・決断・実行」には少しの勇気が必要なこともポイントです(少し詳しく?FDAはココで参照)。

補足2. 探求記述では、できるだけ、主語に「私/ I 」は用いないことも重要です。「一般的に言えば、それ(IT)は」の観点も大切です。

ところで、実験探求とは一連の反復チャレンジなので「失敗」という意識は無用です(このことは大切です)。つまり、実験とは「ともかく何かを確かめること・貴方は何が知りたい確かめたい?」という目的意識/大前提から成り立っています。また、実験観察とは「その状況に構造(要素の配置とその繋がり)を認めその意味意義を明らかにすること」です。つまり「構造」の通訳/翻訳/代弁です。この観点から、 周囲の状況や意見も大切ですが、上記に従い楽しみや好奇心を感じながらチャレンジするプロセスこそが実験探求(判断・決断・実行)です。重複しますが、その方策は「記憶に頼らず記録で進める」ことです。その観点から記録様式の必要性が生じます。

それで本稿では、上記のように、多義に渡る探求活動を俯瞰的に扱い、実験探求に関わる「記録様式」を再確認します。次節「2.」を参照してください。

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<2. 実験探求の構造と記録様式>

実験探求の諸要素は多種多様であり、その探求対象が異なれば、一筋縄ではないので当惑しますが、しかし、記録様式の観点から扱えば、例えば、次のような階層構造レベル(大・中・小レベル)とその区分/要素から成り立っています(のような気がします)。

大構造レベル(Dr. thesis)
(総論/各論や部/章/節/項の書籍や博士論文)
 構成:1.序論, 2.本論, 3.各論, 4.終論, 5.付録

中構造レベル(paper)
(一般的な科学論文の様式)
 構成(1-5)と 要旨
 1.序文, 2.材料/方法, 3.結果, 4.考察, 5.文献

小構造レベル(report)
(通常の記録、要旨、定期レポートの様式)
 構成:1.目的, 2.方法, 3.結果と考察, (4.文献)

「タイトル/著者/所属」などは省略しましたが、最初の「大構造レベル」を無視すれば上記に違和感はないと思います。しかし、本稿ではその大構造レベルの意味意義の解説を目的としてます。

その理由は、論文制作の形式や体裁解説のためではなく、大構造レベルの具体性が理解できれば、構造レベル下位、つまり、日常的な記録やレポート作成が網羅的に俯瞰的に理解できるはず、また、下位構造レベルを丁寧に扱えば上位構造レベルへのアプローチが容易になるはず、という観点です。記録様式の階層構造性の理解に基づく探求活動の支援、ボトムアップによる探求活動の指針を目的とします。

つまり、日常的な実験探求研究活動の記録記述の重要性とその様式の概要を説明するためです。実験や調査に基づく「探求」活動を適切に整理し構成すると「研究」と言う体裁を示すはずという経緯です。

下表はその大構造レベルの概要「区分と概説」です。とりあえず参照してください。あるいは、上記の大中小とした構造レベルの比較を参照してください(ココをクリック)。

2a. 実験探求「大構造レベル」の区分と概要
(下記は拡大スライドで参照可能:ココ
表題 「表題/タイトル」は助言などを参考に最終的に決めるが、その候補は随時/任意で列記/箇条書きで準備しておく。表題は「表紙」扱いなので、氏名/所属に加え、提出先や必要に応じて執筆開始終了の日付なども随時付記する。表題は「主題・目的・話題:Subject, Object, Topics」に基づき構成する。
目次

目次表記は、大構造レベルの区分「序論・本論・各論・終論・付録」に従う。本稿での「本論」は研究の部であるが「各論」は実験の部として扱っている。

本論の目次構成は、章の並列、章/節/項 の階層構造である。各論の構成は、下記「各論:実験の部」の概要解説を参照。

なお、目次構成は実験探求の記録区分でもあるので、その階層構造性に留意し、随時/任意に編集/加筆/修正を加えながら探求活動を進めるはとっても有効/大切。記載日の付記も有効。

序論 <背景・目的>
実験研究探求の意味意義を、経緯や現状に基づき、本論「章」構成を説明しながら、その主要な目的を明記し(_章・・では・・を目的に・・の観点から検討/検証する、など)、研究方針や枠組み/その構造を表現する(パラグラフ構成)。つまり、客観的な理論武装?に相当する。この場合も「FDA:事実・考察/議論・主張による3段論法」は有効である。なお「研究総説」の観点も状況に応じて用いるが、必要最小限で対応する。必要に応じて「研究構想の概念図」の挿入などは有効(とっても良い!)。
本論

<研究の部>
本論とは小構造レベル「レポート様式」の反復構造/様式です。

「章」単位を並列で構成。通常「章」は複数の実験探求(節扱い)で構成されるため、「章表題」に基づき『1.はじめに、2.実験研究(a. 項タイトル、b. 材料と方法、c. 結果と考察)、3.まとめ』の3区分で構成する。つまり、通常のレポート様式の完成版と考える。

章表題:_章. ・・・ について/の調査/の検証/の開発などとタイトル化。本論の章タイトルには副題はできるだけ省略/用いない。

1. はじめに序論に基づき「経緯と目的」を記述する。次節「2.本文」を複数の『項』で構成するため、その「タイトルと必要性」も付記する。

2. 実験研究複数の『項タイトル』の設定に応じて「材料と方法、結果と考察」の2区分。前段「材料と方法」の詳細は「各論:実験の部」の扱い(下記参照)であることに留意。後段「結果と考察」は2区分で扱うことも妥当であるが、結果の状況記述は考察に直結するため、結果と考察は分割せずパラグラフ論述で記述する。なお、結果の記述は、例えば「挿入した図/表/式の通訳/翻訳/代弁」と考える。つまり、この「実験研究」は、簡略に記述した実験方法に基づき、挿入した「図/表/式」などを参照しながら、項目標記を頼りに「滞ることなく読み進められる論理的な記述」を理想とする。

3. まとめ「1. はじめに」との対応に留意し、複数の「結果考察」を発展的に扱い、つまり、それぞれの意味意義、有効性や適用範囲などのポイントを要約/論述する。いわゆる予想や提言などは「終論:総合考察の部」で扱う方が無難。必要に応じて「箇条書き表記」も有効。

本論「研究の部」とは、つまり、FDA的な要点記述であり、科学の特徴「客観性・論理性」の扱いである。

各論 <実験の部>
(材料と方法などの詳細記述)
章区分「_章の実験」の表題表記に基づき、「材料、試料試薬の調整/調製、実験方法」などの小区分「項目」を立て、その詳細を列記/記述する。各章で重複が生じる場合は、最初に「本研究の主要な材料と方法」の区分を設定し、上記に従い、項目に応じて列記するが、それぞれには「_章_節/_頁の実験」などの付記は不可欠。
「材料」は、資料/試料/試薬/機器などの区分(由来や製品情報も明記)、「調製/調整、実験方法」では、その再現性を重視してプロトコール化により記述する、あるいは箇条書き(できるだけ詳しく記載する)。フィールド説明などが必要な場合はその項目も設定する。

各論「実験の部」とはつまり科学の特徴「再現性の重視」である。

終論

<総合考察
序論との整合性を考慮の上で、複数の章から構成された本論(研究の部)の各章の「3.まとめ」を総括し、あるいは、それらに基づく新たな視座視点を立て、FDA(事実/Fact, 議論・考察/Discussion, 適切な主張/ Assertion)3段論法の繰り返しにより、章構成に基づく研究経過とその成果/意味意義を要旨的に要約し、ストーリー化を図る/論述する。研究の意味意義や有効性をより適切に提言する。

最終的に客観的な未来構想や仮説などの提言に繋がれば上出来。但し、終論では、研究の部の「まとめ」の単純なコピペはできるだけ避けることは重要。

終論とはつまり客観性を重視した「FDA」である。

付録

1)引用文献
2)補足データ
:研究/調査に用いた資料など、
3)図表の表題一覧:目次化された「図表タイトルと挿入ページ」一覧の表記。概要を付記する場合は付録扱いであるが、必要としない場合は「目次の後段」に配置する方が有効、
4)要旨(論文要旨と発表済み要旨集など)。通常のペーパー/論文の要旨の場合はタイトルの下段であるが、大構造レベルでは「1. 序論」の後段に添付が適切かも。あるいは「要旨集」として

謝辞

発表/公表前でも感謝したい人の氏名/所属は遠慮なくその経緯から明記し、また、支援を受けた組織などの連絡先なども随時付記しておくと便利。

最終的には提出先の関係からその体裁を整えるが、研究途上であっても記述は必要/任意であるり、関係者の連絡先などの観点から有効である。

<上表に関わる補足>
「目次」は大切です。事前に作れば、また、その方針の教示があれば、楽しくチャレンジできるはず。つまり、目次とは実験研究/探求方針の「概念図/構造図/見取り図」です。地図と同じなので未到達の位置づけが明瞭になるはず。例えば、実験研究がインターネット地図みたいに俯瞰できれば「ゲームやスポーツ」と同類になるかも。
1)自然科学系の主語に「私」はできるだけ用いないこと。

2)論文執筆者自身が序論などで自分の実験探求の方針や経緯を「仮説」として説明してはいけない(仮説は厳格な根拠や事実により成り立つ/仮説ではなく単純に探求方針や計画/構想かも(仮説は「引用扱い/仮説検証」なので注意)。但し、終論で「仮説提案」の場合は合目的的。「仮説演繹的」という用法は可能であるが同義(つまり、仮説は使うもので立てるものではない)。

3)FDA3段論法(事実/Fact ・ 議論 /Discussion ・ 主張/Assertion)は積極的に用い「判断・決断・実行」の優位性を客観的に示す努力は惜しまないこと(ポイント ゲットだよ/科学には謙虚の美徳は不必要かも)。

なお、略号「FDA」とは在職中の遠い昔から学生指導に用いた私流の用語/造語/略号です。一般的に言えば「アサーティブな表現」を思い出しても構わないことですが、若い人が科学に向き合うために作出した枠組み/3段論法です。日々/日常的な探求のある状況に対し、繰り返してメモ書き程度であっても、FDAを書いていると自然に方針や客観視/化が成り立つという私的な方法論です(合衆国組織のFDAと混乱しないでね!)。

4)全てを通じて「抵抗なく読み進められる論述(論理性/記述方法/文章日本語化)は大切なので留意してください(論理性を構築する経験値に繋がります)。

5)余談ですが、この大構造様式は「記述の長短」に寛容なので/容易に変えられるので、必要に応じて「長くも短く」にも書き換えられるので、紙面体裁などを意識せず書き進められることもその特徴です。

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<2b. 記述様式の比較>

前項を読むほどに「疲れる/嫌になる」と思うので補足します。それで、実験探求「大中小の構造レベル」の記述様式/記録区分を比較します。そのため、大構造レベルの区分に対応する中小構造の区分をその順列番号を用いながら表記します。その目的は、日常的な探求活動のためその記録は大切に、という観点です。

<実験探求「大/中/小構造レベル」の比較>
大構造レベル
(博士論文など)
中構造
(論文)
小構造
(レポート)
1. 序論
「背景目的の部」
2.序文, 1.目的,

2. 本論「研究の部」

(複数章で構成)

 1.はじめに,

 2.実験研究,

(目的 方法 & 結果 考察),

3.まとめ

 

 

4.結果,

5.考察

 

 

3.結果
 と考察
(まとめ)

3. 各論実験の部」
 材料と方法など
3.材料
 と方法
2.方法
:材料/方法
4. 終論
「総合考察の部」
(結論)
 

5. 付録

文献, 補足データなど

1.要旨,
6.文献
 
補足:「結果」とは得られた「数値/数量/頻度、様態/モード、形態」が示す構造(要素の配置とその繋がり)の客観的な文章表現である。従って論文的には「見れば分かる」という観点による解説記述は不適切。なお、形態とは「役割を示す形」という意味であり、その意味が不明な場合は「形状/様態」である。また、結果を解説記述抜きで「効果:役割/働き/機能」に言及することには無理がある。結果と効果(Results・ Effects)には違いがあり、効果は結果の「適切な解釈つまり考察」に基づき成り立つ(FDA的です)。なお、Discussionは「議論」と直訳するが「考察」あるいは「論議」として扱う方が日本語的ですが、相手を意識するのが議論なので日常的には有効かも(但し客観性も重視する)。

次の箇条書きは上表に関わる補足解説です。重複も多いですが、上表の特徴や意味意義について思い付くまま列記します。

  1. 大構造の特徴は「本論:研究の部」と「各論:実験の部」の区分/設定であるが、両者は適切な補足付記により相互関係が常に明瞭に示されている(綿密に図られている)。いわゆる「科学と技術」の両立を典型的に示している。
  2. 各論(実験の部)は、中構造レベル(論文様式)の「材料と方法」とほぼ同様であるが、再現性を重視する観点から大構造では「所定の区分設定」に基づき詳細に記載される。すなわち、各論「実験の部」の構成は実験科学の特徴「再現性」の観点であり「材料と方法」の記述に過不足のない記載を可能とする。実験探求開始の当初からこの記録形式は常用可能な様式として有効である(この場合「コピペ」はとっても効果的)。
  3. 本論(研究の部)では「材料/方法」の詳細を省略し記述する。つまり、本論における「材料と方法」はその概要記述に限定し、例えば「詳細は実験の部、___/__頁を参照」のような補足付記により簡略に記述することを特徴とする。つまり「研究の部」は、実験探求の「経過/結果/考察の状況」の文章化であり、その経緯から「集中して読み進められる様式」という観点から成り立っている。つまり、科学が特徴とする「論理性」に基づく記述が求められる。
  4. 小構造「レポート様式」は、その完成度が高い場合は、大構造「本論」の「1章」に相当する。そのため、挿入図/表の欄に付記する「表題と概説」の記述には配慮が必要である。しかし、日本語では一般にその「Figure Legend」が曖昧であるため、レポート様式の記述では図表を参照しながら「その図表を代弁するような記述」になるように配慮する。つまり「読めば図表の結果や様子が分かる」のような記述になるようにする。そのため、段落/パラグラフ構成で対応することも適しているが、日本語の「段落」と英語の「パラグラフ」では意味が違うので注意。
  5. 4の経緯から、その小構造(レポート様式)の「3. 結果と考察」は、中構図レベル(科学論文様式)の「考察」に相当するかも。図表掲載に基づくそのFDA(3段論法)として扱っているという観点である。
  6. 重複するが、中構造(論文様式)の「4. 結果、5. 考察」の区分は、その多くが、図表解説とその意味意義(効果や機能に関わる言及)に相当する。
  7. 中構造の「結果」はいわゆる「図表の脚注」に基づく「結果の要約/文章化」であるが、しかし、日本語「図表付記の解説」は簡略式なので、結果の文章日本語化ではそれなりの客観的な補足を加える必要が生じる。つまり、構造化された図表の「通訳/翻訳/代弁」という姿勢を必要とする。
  8. なお、論文論述のポイントとして「接続副詞」の用法はとても重要ですが、能力不足なので説明できません。しかし、論理性のためにはどうしても適切な用法/導入が必要です。教示を受けてください。

記録様式の構造レベルの比較と補足は以上です。


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<2c. 余談:本節のポイント>
 (結果/考察/その効果、教科書の位置付け)

ところで余談ですが、このように細かく文章化すると私自身でも戸惑いを感じます(すいません!)。しかし、実験研究探求の記述は、必要に応じて、その時々に記録/記入されるものなので、研究開始の時点で、あるいはその直後に、その枠組み、例えば「目次構成」の理解があれば「それで良し」ということかもしれません。その詳細は改めてその時々に記入という対応でも可能なはずです。

しかし、何れにしても「記憶ではなく記録が頼りの探求活動」なので適切な書式様式が必要ということです。また、その共有は何かとお得で効果的です。それでその書式様式を再確認することも必要かなということで上記「構造レベルの比較」とその解説を記述してみました。インターネットPC/SNSの時代だからこそ「古典的なロジック:多くが認める知っててお得な考え方」も改めて付記したいと思いました。

ところで、最もお得な記録様式は?と問えば、やはり「大構造レベル」ではないでしょうか。しかし、大多数の方は「違う、科学論文形式(中構造レベル)のはず」と言うはずです。それで弁解/その理由を説明します。

重複しますが、初学者でも対応可能な小構造レベル/通常のレポート様式は、そのまま「大論文や書籍」と同様であるという経緯です。つまり、大構造は書式様式に過不足が生じないことに利点を示します。合理性・合目的的に沿った典型のはずです。例えば、複数/多数のレポートでもそのまま本論/各論や章節に従い全て整理できるという次第です(例えば、教師が複数の探求活動を担当する場合でも使えます)。つまり、書く書かないではなく、書きたい時/記述したことには「その整理区分や引き出し」が事前に整然と用意されているということは便利であろうと思っています。

なお、普通の「レポート様式」レベルであってもその内容が優れていれば、科学論文の投稿様式に変換してみると、そのレポートの過不足が容易に確認できるので、必要に応じ大構造の引き出しから、そのままコピペで簡単に対応できるという利点も備えています。また優れているなら短報(Short Paper)に対応しいるはずということです。補足:優秀な査読者なら必ず適切なアドバイスを付記し受理の方向性を示してくれるはずです。

では、いわゆる科学論文を目的とするなら最初から通常の科学論文(中構造レベル)の様式だけで十分ではないか、という話になりますが、確かにそれでも良いはずです。しかし、この話は日常的な探求活動が話題であり、そのポイントは日常的な「判断・決断・実行」の取り扱いであり、その経緯はFDA(事実・議論・主張)に基づいているはずです。言い換えれば論文形式の「結果・考察・結論」と類似していますが、もう少し短絡的に言えば「結果と効果:Result & Effect」を我々は意識しているはずです。例えば、インパクトのある論文は効果が大きいということです。あるいは、より良いストーリー化を図れば「ポイント ゲットだぜ!」という観点です。

つまり、探求活動が「効果を示す」ためには、あるいは楽しく進めるためには、ともかく「結果と考察に基づく文章表現」を必要とします(効率ではなく効果です)。その観点から「結果・考察・その効果」という段取りも念頭に浮かびますが、効果判定はいわゆる査読審査(論文投稿の式次第)などの任なので、我々は謙虚の美徳から「効果/インパクトは結果次第」としてしまいがちですが、効果は「結果考察」次第です。つまり、実験探求の「結果」に良し悪しはなく、FDAの積み重ね方(客観性と方向性)にこそ課題があると思っています。すなわち、その過程は「記録記述を効果的に表現するトレーニング」であり、その観点からレポート様式の重要性が再確認されるような気がしています。それには何か指標が必要なので、それで本編では大構造レベルの取り扱い「レポート様式は本論/研究の部に相当)ということを示してみました。

ちなみに、中構造レベル(科学論文)の形式を座右の銘としていると形式主義になるので配慮が必要です。すなわち、「結果と考察は不可分」ですが、つまり、口頭発表などでは結果と考察には重なりがあるように、しかし、初学者が両者を分離して扱っていると「思考の整理」に偏りが生じるかもしれません。それで、論文やレポートの質/内容/レベルとは無関係に、効果的な文章表現のトレーニング「レポート形式」が大切になります。より良く客観的に表現する練習です。そのためには適切なアドバイスも必要ですが、支配的な助言ではなく共存共学へ向かう配慮(FDAの共有かな?)と思っています。

最後の余談ですが、それなら「充実した日常的なFDAの積み重ね」があれば探求活動や科学論文も常に手の内にありということになります。そのことを自分ごととして扱えば、主体的な取り組みへの情熱も再燃するような気がしています。

それで、例えば、今時、誰でも使うパワーポイント(PPT)のような発表ツールで連続スライドを作り、ストーリー化を常々に図る、という作業や方策は客観化のためには有効です。それらの取り組みは常にストーリー化の軌道上にあるはずなので、スライド作りも楽しげで大切な作業になるはずです(今時の探求活動の柱の一つにもなるかもしれません)。つまり「スライド発表/口頭発表形式」の有効性です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<余談の付録>

中構造レベルの話ですが、それは上位下位を繋ぐいわゆる「介在性構造レベル」であり、ともかくその構造レベルは何事も厳密な定義や形式(原理法則性?)で構成されます。その説明は少し難しいので、常々、我々は「その形式教示」に従った方がお得という観点で扱います。身も蓋もない言い方ですが、形式主義は大多数の人をまとめるには都合が良く、科学論文のような査読審査を必要とするような場合は「何事も形式的」であることがその対応を容易にするという経緯です。これは合目的的という意味です。

更に余談ですが、ところで気になるのは、例えば、高校生物系の教科書の記述様式は「どのような編集方針からできているのか」ということです。学習者に最も身近なその記載様式の位置づけが希薄では「知識確認学習」に偏ることも頷けるという次第です。「誰か教えて!」って時々言ってますが、なかなか難しいのかもしれません。

それで、そのことを上記の「構造レベルの比較」から考察すると、それらはやはり大構造の本論「研究の部」に相当していると思います。つまり、それらは普通に扱う「レポート様式」ということになります。つまり、何事も普通で良いのですが、その普通レベルとは当事者や関係者には通じてもその他には補足なくしては通じないという実情もあるかと思っています。

従って、例えば、序論(背景/目的:教科書的には命題や原理法則性)に相当する言及は希薄になりがちです。また、かなり充実した副教材「図説集」などに加え、あるいは、探求活動の設定はあるものの、各論「実験の部」という観点ではないため、教科書内容の記述を可能とした「実験方法的な経緯への言及」は難しいあるいは必要としないのかも、と思っています。視座視点の設定が緩いという訳ではなく、多分、紙面の都合上という経緯であろうと思っています。
つまり、教科書記述が大構造の一部であるという認識があれば、その他は担当教師の力量次第で構造化されるはず、というのが現状であろうと思っています。原理法則の必要性と実験技術に基づく記載という認識(科学と技術)は普通に必要なことですが、やはり、その最大の障壁はいわゆる「紙面の都合」であり、また、記載様式「大構造」の理解であろうと思っています。
従って、デジタル化の時代であれば「教科書の編集方針」も本来の形式に進化できるという期待が生じます。その経緯から、創造性や読解力に関わる数々の興味深い扉が開かれるはずと思っていますが、いかがでしょうか。
以上で余談は終わりですが、かつて「高校生の時、授業に合わせて教科書指導書を読ませて頂ければ助かったのに!」と言った学生のことを思い出してしまいました。

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<3. 本稿の目的>

本稿の目的は「探求活動の整理方法:その式次第」ですが、そのポイントは「論文構造の理解とデジタル編集技術」にあると思っています。これまでの話により前段「論文構造の理解」は終了ですが、今時を考えると後段「デジタル編集」は無視できないので取り上げています。

その目的は、これまで上述してきた前提に基づき、つまり、学習の場で最も有効な記録形式とはいわゆる「レポート様式」ですが、前節から意訳するとそれらは大構造レベルの本論「研究の部の本文」になってしまいます。つまり、普通の対応が最重要な形式ということです。それならそのままデジタル対応にしてしまえ!ということが本編の狙いです。ただし、難しいIT技術の解説ではなく、誰でも可能なPCアプリ「パワーポイント」などに基づく学習Webサイトの作成であり、本編で言うところの「デジタル読本の作成法」です。そのことは「5節. まとめ」で扱います(ココをクリックでリンク/移動します)。

それで、その前に、次の4節の4項目で、このWeb サイトを事例に、その成り立ちや操作法を確かめながら、その意味意義に触れたいと思っています。その上で、誰でも可能なデジタル読本(スライド図説集)の作成法を説明します。その「利便性・実用性・発展性」に言及したいと思っています。

以下の文章は、前節までと重複するので、すぐ次節から開始/確認(ココをクリック)が適当ですが、とは言え、とりあえず「繋ぎの解説」を記述します。必要に応じて参照してください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
重複しますが、一般的に論文やレポートと言えば「要旨・序文・材料と方法・結果・論議・文献」の順列構成を思い出しますが、それらは最終的な発表/公表の形式/様式です。学習者や初学者の日常的な探求活動は、すなわち、上記の論文構成を念頭としながら、その簡易版、いわゆる「定期報告/レポート提出」に向けた取り組みが課題となっているはずです。
その経緯は「実験ノートやデジタル実験記録」の進捗状況に影響されるはずです。

ところで、今時の探求活動はその昔のように手書き記録/実験ノートが絶対という訳ではありません。PC アプリ「ワード・イクセル・パワーポイント」などの組合せに基づくデジタル文書/記録などの活用は探求活動に不可欠なツールなっているはずです。時にはSNSによるアドバイスなども無視できないツールかもしれません。つまり、学習者にとって「PC アプリ導入とその活用法」は大切で楽しげな「学び」になります。

しかし、主体的な学びや探求活動の主旨はアプリ利用法というより「文書/記録と分類/連携」の技術習得にあるはずです。少し違和感を感じるかと思いますが、そもそも探求の本質とは「判断・決断・実行」であり、その状況は文書/記録に残さているはずです。その記録はレポート様式であっても「合目的的な区分」から構成されているはずです。前節までの解説はそのことの解説でした。

重複しますが、脳裏の記憶や手書きメモ程度ではその後に戸惑いも生じるので、文書記録は不可欠です。その様式は基本的には自由ですが、その文書記録の構造(要素の配置とその繋がり)は構造レベルとは無関係に誰にも通じる「通常の構成区分:目的・方法・結果と考察」から成り立っているはずです。つまり、日常的な探求活動であっても、その内容は合目的的な論文構造から成り立っているという話になります。

それで、次項4では、これまで上述してきた前提に基づき、この「Webサイト」を事例として、日常的な探求記録の活用法を説明します。しかし、専門的なデジタル編集技術ではなく、ともかく誰にでも可能な平素な対応から展開したいと思っています。

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<4. 本稿Webサイトの構造について> 

本節ではこのWebサイトの基本構成(レイアウト形式)について、その意味意義に触れながら、具体的に解説します。いわゆる、Webサイト操作ガイド/自主トレーニングに相当します。その目的は、それらを通じて、本編の関係者や学校教師らが改めて自然科学系の「デジタル読本」の必要性や有効性を確認し、また、自主編集へ向かう起点/きっかけになればと思うためです。つまり、前節のまとめに記述したような経緯から「PPTスライド集」の取り扱い方です。

表1. 本稿のレイアウト形式
(このシートは「テキスト形式」です)
PC拡大スライド SMP拡大スライド
図一覧形式 SMP2画面形式
SMPとはスマフォ/スマホの略です。スライドは用紙規格の「横書き」を基本としています。

4.1-a. 本稿Webサイトの操作トレーニング

このWebサイトは、このシート/このレイアウト様式つまり「テキスト形式」を基本としながら、2つのスライド画面の表示形式(拡大スライド:PC用とスマフォ用)、さらに、それらスライド/模式図を俯瞰的に一覧表示する「図一覧形式:Fig.1〜Fig.200」から構成されています(図一覧は「検索機能としても有効です)。
また、縦長のスマフォ画面のため、2スライドを上下に配置した「SMP2画面形式」も補助的に設定しています。つまり、5種類のレイアウト構成を基本としています(上表の文字列クリックでその形式を表示します)。その概要/俯瞰図はココをクリックで見取り図として参照してください(但し、SMP2画面形式は省略しています)。

つまり、この文章/テキスト形式にはリンク付き文字列や挿入図などが設定されいます。図の場合は右下Fig.1のような小画面なので、必要に応じ拡大表示/再確認しながらテキストを読み進めます。

2
< Fig.1>

この下の枠内にその操作法(自主トレ-1)を示しますが、右図(Fig.1)のような挿入図はいわゆるサムネール画像なので、その図上をタップ/クリックすると「拡大スライド」に変換し、モニター画面に大きく表示されます。その拡大スライドは「PC 画面用」なので、スマフォで参照したい時は拡大スライドの下欄にある「SMPスライド」の文字列クリックで拡大します(SMPとはスマフォの略のつもり)。

なお、このテキストへ戻る時は、それぞれのレイアウトに設定した下線付き文字列「テキストへ」を用います。Fig番号に対応したこのテキストの所定の「図/Fig.」の行へ戻ります/移動します。あるいはボタン「目次」を用いて戻るのも有効です。

<Web操作の自主トレ:操作1>
(テキスト→拡大スライド→テキスト)

では、この枠内を通読し、その後、下記のWeb操作を行なって下さい/試してください。

本稿の「基本レイアウト」構造を確認するため、1)上図/Fig.1の上をタップ/クリック(あるいはココをクリック)して移動してください。拡大スライドが表示されます。そのスライドはPC用なので、2)その表示「スライド」下欄の「SMPスライド」の文字列クリックでスマフォ用に変換してください。つまり、PC用・SMP用の2形式によるスライド表示形式の確認です。なお、スライド表示には付属のボタン「Next /Back・前/次頁へ」が付属しているので連続的な前後スライドへの移動ができます。確認してください。その後、3)スライド下欄の文字列「テキストへ」をクリックし、Fig.番号に応じたテキスト内の「行」に戻って下さい。あるいはボタン「目次」を利用します。ここへは「目次」の「操作1」を選択し戻ります。 では、試してください。


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4.1-b. 本稿Webサイト構造の意味意義

ところで、本編「デジタルWebサイト」は自然誌生物学/自然科学系に関わる解説や実践学習/自主学習または実験探求への対応を目的としています。その特徴は、小説やエッセイとは異なり、自然科学の具体的事項の解説という経緯であり、それらのテキスト化には、多数の図示/図説(模式図/概念図/ Fig.)を必要とする、という点です。

つまり、自然科学の真相/要点は文章化はもとより「図/表/式」による表象化で示されます/を根拠としています。あるいは、実体あるものは構造レベルに従いその構造の表象化/概念化により共有される/理解されます(図表式の必要性です)。

なお、Webサイト版の特徴は、紙媒体とは異なり、多数の図示/模式図などであっても対応が可能ということ、つまり、紙面の都合上という体裁/方針は不要、ということにあると思っています。

前後しますが、それら「図示画像/模式図/イラスト」とは闇雲に描かれたものではありません。その特徴は意識的に構造「要素の配置とその繋がり」の観点から作成されたもの(概念図/構造図)であり、従って、その説明には要素の配置に基づく「視点の順列」や要素間の繋がりが示す「働き/役割」への配慮を必要とします(当たり前の話です)。

つまり、繰り返しますが、模式図やイラストとは構造の観点から作成された概念図であり「構造図」です。その視点は、重複しますが、要素の段階的な理解とその繋がりに基づく「働き/役割の学び」へと展開します。この観点/形式は「自然科学の学び」の特徴のひとつです。

なお、一般的に言えば「図表式はできるだけ厳選/最小限を良し」とします。しかし、いわゆる「紙面の都合」を必要としないデジタル版では、特に実践学習や自主学習を目的とする場合は、提供者の都合(よく見れば分かる)ではなく学習者への配慮(視点の段階的な展開)に沿うことが重要です。

その経緯から「多数の段階的な図説画像で構成されている」に不都合はありません。集約された1画面/画像を改めて「構造の観点」から複数の画像/構造に分割/順列化して提供/図示することは確かに有効です(かなり有用です)。重要なことは「繰り返して確認」するは一般的な対応策のはずです。

以上の経緯を踏まえ、本Webサイトは挿入図/模式図の上限を200スライド/画像(Fig.1〜Fig.200)としました。その意味意義は後述しますが、それら全ての画像を一括して参照する場合は「図一覧形式」、一行4画面で50行構成のレイアウト/フォームを用います。その小画像は同様にサムネール画像なのクリック操作で拡大表示されます。その自主トレは下枠です。

<Web操作の自主トレ:操作2>

 テキスト→図一覧→拡大スライド→テキスト

この枠内を通読し、その後、下記のWeb操作を行なって下さい/試してください。

1)下線付き文字列この「図一覧形式」をクリックで移動し、その上で、2)表示された図一覧「サムネール小画面」の上をクリックで「拡大スライド:PC用」を表示してください。最後は、3)スライド下欄の文字列「テキストへ」クリックで、このシートに戻ってください。ただし、拡大スライドからこのテキストへ戻るとそのFig番号の挿入「行」に戻ります。ここに移動するためには「目次:操作2」の文字列クリックが便利かも。ボタン「目次」でも同様に可能です。では、試してくだい。

では、本編Webサイトのレイアウトの意味意義と自主トレ操作法を再開します。

レイアウト「図一覧形式」を表示するとFig.1〜Fig.200のサムネール図が表示されたはずです。一般的に言えば、かなり多数のスライド/図セットですが、それには理由があります/次に説明です。


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 4.2 自然科学系の表現方法:総論と各論

自然誌生物学/自然科学は専門的には「総論/各論」から成り立っています。上巻/下巻の場合もありますが、簡単に言えは「要約とその詳細」という2段構えの体裁/様式です。あるいは「前提と課題、序文と本文、序論と本論」でもいいかもしれません。教師などが常々念頭とする形式ですが、このことは大切です。

なお、2節で扱った書式様式「本論・各論」とここで扱う「総論・各論」は類似していますが、本項で云う「総論」とは基幹となる論説あるいは原理法則性への言及であり、「各論」とはその具体性(多様性への言及など)が該当します。その意味から言えば「本論・各論」という用法も間違いではありません。少し面倒なので、それで本編の「本論/各論」には「研究の部/実験の部」を付記して用いています。

つまり、記述したい/説明したいテーマの基本情報は「総論あるいは要約」であり「構造レベル上位」の観点から扱いますが、その多くは状況次第ですが、とりあえず「最大24図」程度でも可能かなと考えています(例えば「生物学習24講」のような観点です:1講1図のような構成です)。それで、このシート/テキスト用に設定した「挿入図」はとりあえず24枚(Fig.1〜Fig.24)を上限としました(雛形扱いです)。

重複しますが、例えば、総論(要約集)を6章構成とした場合、総論1章当たりの挿入図は4つ程度を含む記述でも可能と思います/とします。しかし、その基本情報を更に具体的に詳しく解説/教示する場合は、つまり、構造レベル下位「各論:解説集」として展開する時は、読者や学習者の意向に寄り添い、遠慮なく多数の図説図示を加えることに違和感はないはずです/効果的な対応のはずです。

その経緯から、構造レベル下位「各論」の解説は、例えば「連続スライド形式」でも可能/有効/適切なはずです。特に画面が小さなスマフォを日常的に携帯する今日では「文章解説より図示/図説」の方が効果的かもしれません。デジタル版のメリットを最大限に発揮できるポイントのひとつです(予習スライド集として使用すれば効果絶大間違いなしです!)

それで本編レイアウトのFig.25 以降は便宜的に「各論で用いる図/スライド」としています。Web通信容量も関係するのでとりあえず最大Fig.200までを設定しました(必要に応じて無限大?もデジタル版なら可能かもいう経緯です)。

以上の「各論スライド構成の話」は、例えば、プレゼンツール「パワーポイント/PPT」による口頭発表や講義進行の様式と同じです。つまり、文章日本語だけで段階的に論理的な記述解説を文章化することは何かと苦労するので、図説スライド化を用いると都合が良い/スッキリするという経緯です。つまり、図説によりストーリー化を図る、漫画と同じかな!と思っています。このことは多くの教師が一般的に用いる手法のはずです(自然科学系の特徴です)。本編Webサイトでは「拡大スライド」の連続表示による図説解説が該当します。

しかし、気になるのは、構造レベル下位「各論」であっても、どうしても必要な「解説や補足の記述文はどうするの?・どこに書くの?」ということになります。それで、その対応策として、本編ではレイアウト「拡大スライド」の下欄に設定した「補足/コメント欄」に記入としています。それでも十分なはずと思っています。イメージとしては口頭発表で用いるパワーポイントの「入力/記述欄」に相当します。そのことを次の「操作3」でイメージしてください。

<Web操作の自主トレ:操作3>

拡大スライド/補足欄の確認→連続表示→ココ

この枠内を通読し、その後、下記のWeb操作を行なって下さい/試してください。

では、試しに「ココをクリック」で、仮設/架空の各論Topスライド「Fig.25」へ移動し、その拡大スライド(SMP用)の下欄「補足記入欄」の状況(現在は空白)を参照しその記入欄の状況を確認してください。その後、ボタン「Next /Back」などで連続スライド移動を繰り返し、最後にココに戻ってください(下記参照)。


スライド形式からココ/この操作3に戻る場合、「テキストへ」をクリックすると用いたスライドFig.番号が配置されたテキスト「行」へ戻ります。それで、ボタン操作「目次へ」、その「A3:操作3」クリックが効率的です。

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では、再開します。
つまり、デジタル的には各論の構成を連続スライド形式とし、段階的に概念図/模式図として提示することが可能ということを示しました。必要に応じ、図解のためスライド下欄には「補足コメントや構造の見方」などを付記がするという形式です/確認できたかと思います。つまり、補足欄には、読者や学習者の便宜に沿って、段階的なコメントや「Q&A」などを明記できれば、かなり、充実すると考えられます。いずれの場合でも、補足欄への記述なので簡単明瞭な作文/記述で十分に対応が可能なはずです。

以上の概要を下枠に「要約/まとめ」として記述します。その上で、その次に「総論/各論:序文/本文」の構成をイメージ化するため、仮想の事例を記述してみます。要約の後に参照してください


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4.3 デジタル編集の指針:要約

本編Webテキストの基本方針は「総論/各論」の観点とその具体的な対応策です。総論扱いの解説はその区分に応じ要約化され、その「見方・考え方・進め方」として要約されます。その詳細は各論「スライド集」による拡大スライドの連続展開で示されます。つまり、科学の基本、「導入」に基づく「命題・原理・実証」に沿った連続スライドにより図説解説が展開されます。読者/学習者はその構成を違和感なく受け入れるはずです。執筆者側のメリットは、時々に思い付く重要な「補足/コメント」を見捨てることなく「スライド下欄」に随時「思いの丈」で加筆修正できることです。つまり、デジタル読本の「利便性・実用性・発展性」は以上の方針により構成されますが、連続スライド構成とはいわゆる「パラパラ漫画」と同類かもしれません。いわゆる「点・線・面・立体の構成」です。なるほどね!と頷けるはずです。
補足1:日本語による掲載図に付記する「表題・概要:図脚注」と英文で扱う「Figure Legend」には大きな差異が認められます。本編では後者の観点から拡大スライドの下欄「補足欄」を設けています。日本語/英語によるその違い/意味意義は極めて重要な観点と思いますがここでは省略します。本稿のついでに各自で考えてください。
補足2:雰囲気的な「総論/各論」に違和感はないと思いますが、しかし、その区分の意味意義に戸惑う人は少なくないと思います。それで「要約と詳細・序文と本文」という表記を付記しましたが、少しコメントすれば、総論とはいわゆる原理法則性に基づく記述/表現化であり、各論とはその実践例/具体例/多様性が該当すると考えています。
 ちなみに「総論賛成、各論反対」という言い表しもありますが、学習の場面では「総論反対・各論賛成」という雰囲気もあるかなと思っています(戸惑いを感じます)。それで、総論で基盤を固めながら各論により具体的な展開を図る、という方策を本編では提案しています。学びの場が原理法則性とその必要性には触れず知識確認に終始するその状況の解消には何が必要かという話題になるので、このコメントはここまです。

なお、このテキスト形式による「Fig.25-200」の扱いは、付録的であり、このシートの最後尾に「3列X59行」で表示しています(図一覧形式と同じ扱いです)。 ただし「テキスト形式へ戻る」の場合のアンカーポイントとして機能します。

ところで、上記「要約」のイメージ化のため「総論に基づく各論の図説化」の様子を以下にテキスト化してみます。その目的は図説解説に基づく「誰でもできるデジタル読本の作成法」のためです。その具体的な方策は次節「まとめ」を参照です。


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 4.4 総論/各論の表現法の事例

例えば「個体生物学の階層性」というテーマ/表題に基づき、その総論扱いの階層構造レベル「器官系」の要約をはじめに記述します。その後、その具体的な解説に向け、各論扱いで作業課題などを提案しながら、連続スライド化による実践学習・自主学習の体裁の様子を示します。

2
< Fig. 2 >

総論の記述例
階層構造レベル「器官系」とは、・・・であり、その理解には「・・・・・」という観点が必要です。脊椎動物であればFig.2に示したように「2系6要素」という構造「要素の配置とその繋がり」から成り立っています。図を拡大表示し確認してください。各自で疑問などをメモした後に、次の各論「その具体性:器官臓器の配置」の観点から確かめください。

各論の記述例
今日の課題「器官系」を具体的にイメージ化するため、または自主学習として深度化を図るため、器官臓器を描きながら、図(Fig.2)に示した「動物生理の基本:2系6要素」の具体性を確認します。その作業課題は、ココをクリック(スマフォの場合は移動後にSMPスライドをクリック)でその最初のスライド「Fig.25:体の中身の描き方」へ移動してください。その後、補足欄を確認しながら、連続的にスライド移動(ボタン:NEXT/ BACK)し、所定の作業を加えながら、確認と考察を加えてください。戸惑いを感じる項目は大切なので「簡単なメモ書き」も忘れずに(最終的には質問の対象)。重複しますが、作業手順はスライド下欄の「補足/コメント」に記述したのでその記述に応じて対応してください。
<中略>

以上で 総論/各論の観点によるその事例「器官系」の図説解説Webサイトの説明は終わりです。

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<5. まとめ:デジタル読本制作のすすめ>

では、自然誌生物学に関わる「Webサイトの構造化の意味意義とデジタル読本作製法」の話を進めます。以上の経緯に基づく本編の「まとめ」です。

そもそも、事物の理解や考察には「ツリー構造/階層性」という観点が必要です。その典型はWebサイト構造や書籍「目次構成」に表れています。しかし、書籍テキストの場合、その紙面を見る限りその目次に階層性を意識することは少ないかもしれません。「紙面の記述」は読み通すものであり「気軽に読み進めれば分かるはず」という経緯です。

しかし、適切に「伝える」ためには、つまり、読み進めるには、どんな時でもそれなりの前提や導入が必要であり、その前提「構造レベル上位」が適切であることは不可欠です。その経緯から、その具体性や詳細は興味深い「その続き」として「各論:多様性の解釈/説明」として示されているはずです。それらは紙面上では並列ですが、従って「構造レベル下位」に相当するということになります。その観点から考えれば「総論/各論、序文と本文」という構成は頷ける形式かなと思っています。

つまり、その経緯から、特に自然科学を扱う場合、デジタル版テキストを作るにはどうしたら良いかと言うと、やはり文章記述だけでないので、階層性に従うしかないということです。つまり、迅速簡便で違和感なく伝えられる「形式」の必要です。

それなら、これまでの経緯から、自然科学の場合は、単純に「パワーポイント/PPT」だけでも以上のことは可能ということになります。総論も各論もテーマに沿った時系列から全てをPPTスライド集として編集するということも可能です。特に、他者との共有を意識する場合、例えば、実践学習に向けたテキスト編集の場合、その方針は有効と思います。しかし、なぜかWebサイトでこの「Web実演生物学」のような連続スライド形式フォーマットを見ることは多くはないという状況です。それで本編本項を記述しています。(状況としては、学校教師は既にPPTで資料集などを準備し学習者に寄り添い授業を進めいているので必要はない事情かなと思っています。)

つまり、本編Webサイトでは、使用する「文字サイズとフォント」には配慮していますが、ともかく、パワーポイント/PPTで制作したスライド集を、1)GIF形式で保存/ファイル化し、2)その「GIFファイル集/フォルダ」をそのまま FTPアプリを用い、HTML 形式で構成したレイアウト「図一覧や拡大スライド」のサーバーフォルダに投げ込んだ(アップロードした)だけのだけのものです。極めて単純・簡単明瞭です。

従って、以上のことは、Web化に不慣れな人でも「パワーポイント」の知識があれば、誰でも可能なことのはずです。つまり、サーバ管理者へ「投げ込み」を依頼すればそれだけで完了。「ログイン」スタイルを用いればアクセス限定で、例えば「教師と受講者」だけが共有も可能です。

それ以上に、そのメリットは、作成者がPCやスマフォ画面で進捗状況や完成構想を確認しながら、必要に応じてスライド数の増減や加筆修正を加え、随時、改めてアップロードし、時には利用者の反応にも触れながら補足を加え、いつの日か完成させるという「気軽な対応」で進められる、ということです。このことは「スマフォで気軽に着実に」を念頭する時代背景から、最大のメリットではと思っています。そのことが本稿の最大の狙いです。普通の作業を適切に積み重ねればきっとその効果が有効に最大限に示される/発揮されるはずという観点です。

つまり、学習者らが担当教師が提供した資料集をいつでも気軽にスマフォで確認できることは、インターネット社会の今日的な課題なはずです。そのためには、簡単明瞭「パワーポイント/PPT」だけで「デジタル読本」が完成することは有益ではないかと思っています。ともかく、インターネット通信に関わる複雑なことは考えない/しないとう主旨による「デジタル編集」です。

なお、教科書学習があるから、あるいは、学習産業がサポートしてるから、そんなことは不必要という意見もありますが、教える/教えられるだけに収支することに飽き足らない学習者は多いはずです。つまり、共存共学の視座視点に立てば、考えるを欲する学齢期/今時の学習者の状況に沿った平素な視点によるアドバイス集なども必要かなと思っています。

つまり、この論説「デジタル読本」では教科書内容の再掲載を目的とはしていません。どのように考えると学習課題が読み取れるか/都合が良いかという観点です(読解力の課題です)。その事例を教師が示すは、また、身近に感じながら一緒に考えることは、どのような場面でも必要なはずです。今日的な課題です。「導入・命題・原理・実証」は共有できる普通の話のはずです。

「教える/教えられる」の対峙性教育も確かに必要です。しかし「教えなくても考えている」に向かうためには、いわゆる「自主学習の扉」を提供するしかないと思っています。いかがでしょうか。

それで、例えば、スマフォを常時携帯の状況に合わせ、本編では第5のレイアウトとして「スライド画面」だけで全てを構成/参照する「SMP2画面形式」も設定しました。つまり、デジタル読本です。「ココをクリック」でそのレイアウトへ移動し参照してください。つまり、文章による記述解説も図説解説も、困った時には「全てパワーポイントで作ってしまえ!」は当たり前に迅速簡便に加え実効性を示すはずです。

なお、その発展版として「A4サイズ縦書きPPT」によるスライド集の「デジタル読本」も試作してみました。なお、次の文字列から移動すると「帰り道」がないので、戻る時は「このシートのURL」を用いてください:「ココをクリック」で参照してください。

つまり、A4用紙サイズは最も身近な学習の場の紙面形式ですが、それをそのままスライド化すると「デジタル読本」に変身という方策です。

補足:例えば、生徒さんらの実験探求の状況を最終版「デジタル読本」を念頭として励ましたあげることも必要な気がしています。全てが「サイエンス コンクール/コンテスト」に向けた取り組みではありません。一部の生徒だけがその体裁を整えるに終始している時代ではないような気がしています。

自然誌生物学は「スポーツ型学習」形式を意識しています。つまり、フィールドもルールもジャッジもコーチも必要ですが、それ以上に、それらは自主自立へ向かう枠組みであろうと思っています。そのためにはその枠組み設定が必要です。

インターネット社会の特徴は優れたそのツール「スマフォ」に依存し、個人的な「時間軸が寛容/ルーズ」になってしまうという側面です。いつでも取り戻せるという思い込みが心の支えになりがちですよね。我々はそれを享受していますが、考えるを欲する学齢期の者には、寛容とは無関係に、基幹的な論理性とその具体性の提供が必要です。例えばそれで、授業の終わりの5分間は「スマフォで自由にFDA:授業内容の再確認」なんかはいかがでしょうね。

・・・・・・・・・・・・

以上で本稿/このシートへの「書き込み」は 全て完了です/終わります。


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<本編「用語」に関わる補足:注意事項>

    • FDA、介在性構造レベルなどは私の造語なので一般には通じないかも、なので注意です。
    • 記録様式を「大中小構造レベル」も同様です。
    • 但し、論文とは「階層構造性」であることは常識のはずです。
    • 本編で使用した用語「デジタル読本」とは本編で説明したレイアウト様式に基づくスマフォ対応の形式を意図しています。

この下はテキスト形式の雛形でありその挿入図(Fig.3〜Fig.25)の配置です。待機状態です。

2
< Fig. 3 >

Fig.3の項ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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2
< Fig. 4 >

Fig.4の項:ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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2
< Fig. 5 >

Fig.5の項ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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2
< Fig. 6 >

Fig.6の項ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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< Fig. 7 >

Fig.7の項:ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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2
< Fig. 8 >

Fig.8の項ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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2
< Fig. 9 >

Fig.9の項ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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2
< Fig.10 >

Fig.10の項:ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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2
< Fig.11 >

Fig.11の項ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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2
< Fig.12 >

Fig.12の項ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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2
< Fig.13 >

Fig.13の項:ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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2
< Fig.14 >

Fig.14の項ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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2
< Fig.15 >

Fig.15の項ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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2
< Fig.16 >

Fig.16の項:ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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< Fig.17 >

Fig.17の項ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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2
< Fig.18 >

Fig.18の項ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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2
< Fig.19 >

Fig.19の項:ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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2
< Fig.20 >

Fig.20の項ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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2
< Fig.21 >

Fig.21の項ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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2
< Fig.22 >

Fig.22の項:ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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2
< Fig.23 >

Fig.23の項ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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< Fig.24 >

Fig.24の項ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。

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<探求構造とレポート様式:終わりに>

はじめに:この話/この記載を客観的に扱うには言葉足らずが多いので「間違い探し」程度として扱ってくれたら幸いです(最初に弁解です)。
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楽しげな探求活動/実験学習にも、いつのまにか文言による積極的な評価基準の縛りがあからさまに顕在化してしまいました。多くの現役教師は、例えば、その5段階評価/文言に「否定的な言葉」を入れないようにしたい、あるいは、最近の学習者はナイーブなので「傷つけない配慮が必要」などと考えているようです。しかし、日本語による状態評価の文言は多様であり「その場その時その課題」次第になることも致し方ないのかも。それでここではそのことを考えてみたい。

ところで、諸外国のルーブリック評価などは平等を念頭とし、未来を担う人材/就学者に大きな可能性を与える原動力として有効な方針を提供するもの。また、OECD・EPAの教育評価なども同様な観点。つまり、国家間の格差を教育に基づき是正しより良い経済的な発展に基づく豊かな生活/国づくりを意図する取り組み/理念として理解しますが、「日本は何番目? 我が県は何位なの?」に一喜一憂する世論にはなんとなく戸惑いを感じてしまう。しかし、当事者/現役教師はそれとは別のことを考えているのだろうなと思いながら、加えて、教科書というものを担当教師自ら編纂する国があると聞いたことも思い出してしまう。最近では「読解力」などが話題であるが、そんなことを考えているとこの話/本文を「棚上げ」にしたい気持ちになってしまう(落とし所は何?)。

しかし、本質的な課題/この国柄の違いは、私見ではあるが、客観化やその言語様式が日常的に意識されているかどうかではないかと思っている。例えば、一人称文学としての短歌などが示すように、我々の意識や日常は一人称主語を背景とした文化であり、親しみやすさや共感をもたらすが、物事をできるだけ客観化し話題とする/共有する/発展させるという様式には不向きなのかも、と能力外の不思議な想像をしてしまう(文章言語を計算機/AIで解析することには少し不向きな母語国語なの?)。

その昔「ゆとり学習?」の頃にある教育系の会議で聞いた断片的な話であるが。グループ学習を行うと、いわゆる優秀な子供は周囲の状況に合わせ、普通の子供はその自由を享受/活躍し、その他の子供も周囲に追従して生き生きする、という話でした。それを見ている教師は周囲を巻き込みながら「素晴らしい・ワクワク・ドキドキ!」と自画自賛。その傾向は広まり、その経緯からその教育圏は年々学力レベルの低下を示し、それに驚いた圏?代表が激怒/方針変更、という笑い話を聞いたことがある(本当なのかな?)。
・・・これについては、『いわゆる、世論からのバッシング。ですよね。常にありますね。子ども達の学ぶ喜びのために、なにができるか。現場では、流れのなかで、出来ることを積み重ねるしかありません』という小学校担当者の弁/意見を受けた(頷いてしまう)。・・・

ところで、飛躍するが、何事も Simple is Best。探求学習や実験学習、もちろん研究活動/大学生や日常的な学習そのものでも、その枠組み/大枠は、私流に言えば「命題・原理・実証:その見方・考え方・進め方」であり、自他による客観化、その段階的な共有とレベルアップであろうと思っている。また、国語教育とは「論理的に他者に寄り添う始めの一歩の学び」ではないかと思っている。それで、前記「本シート本論」で述べた日常的な「FDAトレーニング:ココをタップで移動」も有効ではないかと想像しているが。

例えば、実践学習の場として言えば、受講者に対して「ガイダンス:貴方は次のどれ/どのレベルを学びたいですか?:基礎、初歩、中級、上級、基本、高度、専門」と問うと「基本」と答える受講者はまずいないのがこの国の実情かもしれない。他国?との違いかなと思う(大学生の場合は「専門」的な学びを多くが志向しているようである)。またまた私的な意見であるが、学習とは「基本の学び」に基づき時代や文化に応じ個人的なレベルアップを図ることかな(一般的に言えばスパイラル学習、短絡的には優れた「謎かけ3段論法」で進められることかな)。これでは意味不明ですよね/ごめん。

ともかく、知識習得やその確認だけではなく、総論として言えば「科学やその学習の基本的な方法論:基本/Basic」を理解している/教えているかどうかが「学校の課題/前提」であろうと思ってしまう。その観点から、生物学は「観察的な視点と分析的な視点の両立から論理的な文章日本語を必要とする/から理解する教科」なので、学びの基本として、年齢を問わず・好き嫌いに関わらず・誰もが前向きに向き合えるため、大変都合がよい。つまり、構造(要素の配置とその繋がり・要素間の繋がりは役割の起点)の理解と発展/展開には最適な学びを提供する。ついでに言えば、余計なお節介であるが、それで理科生物系の学校長/管理職には大期待である。

ところで、日常的な学習作業/活動は、上記を念頭に「描き・見て・考え、話し合う:基本の学び」の段階的な繰り返しなので、その評価は「より良く」が当然であろう。 従って、その評価は、
「1. とても良い、2. 良い、3. 期待できる、4. 過不足に注意、5. 基本を再確認」 あるいは、
「1. 大いに期待したい、2. 期待できる、 3. 努力が感じられる、4.過不足がある、5. 基本を大切に」など、かもしれない(いかがでしょうか)。
なお、学習者自身による「得意としたこと、苦手としたこと、知りたいこと」の自己申告記述は担当者の負担にならない範囲で不可欠であろうと思う。

ともかく「何がなんだか分からない:プンプン!」の記述を見ないためには「命題・原理・実証の学び」に基づく学習ルール/枠組み/式次第の提示/提案は不可欠、という当たり前な話に落ち着くのかも。重複するが、その枠組みが「構造:要素の配置とその繋がり」と「命題・原理・実証」を念頭とした学習活動、日常的には平易な記録様式「FDA」と思っている。それを不問して学習や科学は成り立たないかも。それぞれを段階的に相互に自覚することで客観化と主体性の両立が見えてくるはずと思っている。換言すれば「アサーティブな学び」であろうか。

またまた昔話であるが「いわゆる熟練教師と若手教師って何が違うの/どう違うの?」って話題を教員研修の折にあげてみた。その時は「参考書などの良し悪し」などの話に終始していたことを思い出す。これでは学習産業依存に落ち着いて無難であるが、教師らの主体的蓄積の損失ではないかと思ってしまった。客観的で主体的・深い学びが問われる今現在だからこそ日々研鑽の教師の経験値は貴重であり、その道標であり、あるいは、若手教師が参加を望む教育研究会の充実や必要性は当たり前すぎるが、ともかく再確認が必要と思ってしまう。つまりやはり、主体的に掘り深めるには協働的な教師グループによる話し合いや周囲の理解が不可欠はずでは!(如何でしょうか)。

それで気になるのが「主語の取り扱い」である。私も在職中は「・・について貴方の意見を述べなさい」という記述を多用していたが、「貴方」を削除し「・・について意見を述べなさい」の方が日本語的には適切ではないかと今でも思ってしまう。つまり、学習活動とはそもそも「客観視/化への道筋」であり、試験でもそれを強調したいという意図である。重複するが、国語教育とは「客観的に人に寄り添うその論理を文章日本語から学ぶ始めの一歩」であるなら、例えば、人称主語を用いず作文に親しむトレーニングは何歳くらいから始めるのかな〜?」など、答えのない疑問を抱いたりする。また、学習の場に「個人を対象とした質疑応答って必要なのかな」って思う次第である。試験などは別とすれば個人を意識した知識確認を行う理由は認められないと思っている。

最後に、この話/本文は、探求とか学習の話をしているので哲学や倫理や社会制度について言及するものではないが、ともかく学習や探求には、命題・原理・実証とその構造(要素の配置とその繋がり)が必要であり、「なるほどね・考えるって楽しいね」として共有できる枠組みが必要と思っている。日常的な基本となる学びの枠組みがないにも関わらず探求学習とか探求コンテストなどの旗頭だけが一人歩きしては「ゆとり学習の再来」であり、担当教師の自画自賛と学校広報活動に偏っては学習者の戸惑いが後を引くかもと心配する。また、ドリル/トレーニングによる達成感だけでは誰でも飽きてしまう疲れてしまうという当たり前を忘れないようにしたいものである。

以上、生徒/学生の「主体的/協働的/対話的で深い学び」に対して逆効果にならないことを祈念しながら書いてみました(暇な時にゆっくり参照の対象です)。

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最後の一言・二言・合わせて三言
1)現状のルーブリック評価や学業評価が若手/有能な教師の過度な負担増/教師崩壊に向かうことのないことを願うばかりである。2)AI解読の充実に希望を託したい。あるいは、3)学生コンテスト「謎掛け3段論法」に基づく新たな教科書も必要かな(如何でしょうか)。ともかく、日本の思想や無思想なども興味深いが主体的に段階的な考察が平易に進められるベクトルやその方策を誰か教えて欲しいと思っている。 以上でおわりです。

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最後に、本邦の生物教育に対し幅広い見識から真摯な努力を惜しまなかったSN先生にお礼を申し上げたい。いつかまた会いましょう。
本文や森川海連環などについて話し合いをしましょう。お願いします。
(2022年/9月24日)

<以上で本稿/本文は終わり>

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< Fig.0ーFig.0000 は本項の主イメージです>
 (表紙・要旨・目次などで構成されます)

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Fig.1〜Fig.24は「本文で用いる挿入図」としてこの上部に配置しました。次のFig.25〜200は「連続スライド」に用いるという方針から以下に配置しています。一覧には「図一覧形式」が適しています:ココをクリックで図一覧へ移動します。

 

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本編の図は
以上で
終わり
Fig.199 Fig.200 Fig.XX
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